むかーしむかーし

1/13
前へ
/14ページ
次へ

むかーしむかーし

あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へせんたくに行きました。 おばあさんが川でじゃぶじゃぶせんたくをしていると、 川の上流から大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。 「デカ、きもっ」 と、言いつつもおばあさんはそれを拾い、左手に洗濯物を、右の掌で巨大桃を担ぎ、村一番の競歩と呼ばれたそのスピードで帰って行きます。背筋ピーンです。某天使の羽もビックリの。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加