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その時。
私は、15年前に来たラインを思い出した。
あぁ…。
あれは、そういう意味だったのね。
血まみれになった私は、無意識に自分のスマホを開き。
「15年前の私へ…。」
口に出しながらも、ピッ…ピッ…と私は丁寧に一文字ずつ打って、自分にラインを送った。
もし…。
あのラインの忠告に従ってたら…私は、二人を殺すことなんてしなかったのに。
お願い。
気づいてちょうだい。
・・・・・・・
15年後の私からの忠告を…。
―完―
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