大人しく暮らしたいだけなのに

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こんなんでも一応この学校での唯一の友達だ。 ただ皆さん察しの通りめちゃめちゃイケメンなので、僕はクラスの所謂親衛隊系男子(キャーキャー言ってる子)は僕のこと気にくわないっぽくていつも陰口言われたりしてる。  まぁどうでもいいんだけどそんな事。  「また橘にベッタリじゃん……」   「陰キャラのくせに...」   陰キャラは陰キャラらしくしていきたいと僕も思ってるけど、しょうがないじゃん向こうから関わって来るんだもん!! 僕は抱きついてきた龍を軽く押し退けて席に座った。 「お前らな、陰口コソコソ叩くなや。めんどくせーから。お前らは雫の良さをわかってねーからそうやって言うけど雫めっちゃ可愛いからな!?特に寝起きとか本当に天使だからな」  ちょ!余計なことするな!そうやって僕の肩を持つとめんどくさい!! 「ちょっと龍やめて...!僕、大丈夫だから!陰キャラなんてその通りだし...」 そう言うと僕は龍袖をぎゅっと掴んだ。 「...っ!少しは傷付けよ馬鹿...」 龍は何故か顔真っ赤にしながら僕に軽くデコピンした。全然痛くないよ、不良なのに...!
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