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会長に引っ張られ、地獄に到着させられた僕はもう魂が抜けていた。
ガチャ
「おい、貴様ら。新しい会員連れてきてやったぞ」
おーいこらー。
無理矢理連行したの間違いですよ。
「塔也…!またあなたは強引な方法で…!怪我をしたらどうするのですか!?大事な戦力を自らの手でなくしてどうするのです?」
とても澄んだ声だな…。
俯いていた顔をあげると目の前には黒髪美白イケメンが立っていた。
しかも僕の心配じゃなくて、戦力の損失の心配をしている辺りこの人は真っ黒な心だ。ブラックホールだよ心の中!
「君が補佐~?聞いてた通り本当に地味だね~?」
黒髪美人の横から現れたのはチャラ男。
金髪でパーカーの上にブレザーを着ている典型的なチャラ男。だがしかし外国人みたいに綺麗な顔だ……
見とれてる場合じゃなかった。とりあえず立とう…。
自力で立とうとした瞬間すごい力で誰かに持ち上げられた。
………お姫様だっこで。
こんなことやるのは一人しかいない。
横暴バ会長だ。
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