大人しく暮らしたいだけなのに

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「雫、悪かったな。無理矢理引っ張ってしまって。大丈夫か?」 え、いきなり名前呼びですか。 しかも耳元で囁かれた怖いよこの人。 「な、何お姫様だっことかしちゃってるんですおろして!自分で歩けます!」 「はいはい」 会長は笑顔で僕の発言を無視した。 僕の話を聞けよ!?!? 「かいちょが笑った…!?えええ?もしかしてかいちょーその子にご執心なの~!?」 「ああ、可愛いだろう?クソチャラ男は手を出すなよ? 「塔也、チャラ男。いいから座りなさい。 雫くん…でしたよね?君はこちらに座ってください」 黒髪美人さんが助けてくれた。毒舌だけど優しい人?なのかな? あぁ早く始めたいだけかもな…。 黒髪美人さま、チャラ男のほかにも大人しくて大きいワンコみたいな人がいた。 僕の方をスッゴク見てる…ワンコだ。 これが生徒会…濃いな… こんな人たちと一緒に仕事しなくてはいけない毎日なんて…!こんなの望んでなかった!!
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