大人しく暮らしたいだけなのに

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「では、まずお互いの自己紹介及びこの生徒会補佐という役職の存在意義、また今後の仕事内容について話していきたいと思います」 「まずは、俺様から自己紹介をしよう。先程はなにも言わず連れ去ってしまったからな…俺様は石垣 搭也。この学園で生徒会長を務めている。好きなものは雫。ただそれだけだ」 …多分この人のファンクラブの人は言われて嬉しいんだろうなぁ。僕は生憎のところどうでもいいや…。 とりあえずヘラって笑っとけばいいか。 「あは、よろしくお願いします」 僕が笑ったら皆顔が赤くなった。え、何か怒らせたかな…… 「おま、今のは反則だ…!やるなら俺様の前だけにしとけ…!」 ?なぜ…??? まぁいいか、バ会長の言うことは大抵意味がわからないからな。 「…じゃあ次は私から。副会長を務めさせていただいてる、夏目 光一と申します。これから何卒よろしくお願いしますね?」 え、笑顔が完璧すぎてなにも見えないよ…! この人こうやって完璧な笑顔作ってきたんだなぁ…すごいな…それってすごく大変な事じゃない…? 「…そんな風に言って貰えるのは初めてです…」 …ん? 「わぁ!?全部漏れちゃった!?ごごごごめんなさい大変失礼な事を…!!」
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