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「んで~、最後にこいつは俺のかわいいワンコの高杉 蘭世(タカスギランセ)!かわいいでしょ~?」
そういって黒髪の無口そうな背の高い人に抱きついた。ていうかお、俺の!?もももももしかしてBLってやつですか…!?あああああ、ここでもか!!!この学校は本当に嫌だ!!!
「俺と、アル、は幼なじみ…なだけ。高杉、蘭世…よ、よろしく…」
人と話すの苦手な人なのかな…僕とおんなじだ。
なんか、似た者同士この人とは一番仲良く出来そうな気がする…!
「あの、僕も人と話すの苦手なんです。つい最近まで友達が一人しかいないんです…仲良く、してもらえますか?」
そういって握手を求め手を高杉さんに差しのべた。
「…俺、人の心、読める…こんなに暖かい心の人、この学校で、久しぶりに会った…よろ、しく」
そう言い、はにかみながら僕の手を握った。
うっ、わぁああああ、なんじゃこのペット感…!!か、かわいいっ…!
「キミすごいねぇ~!蘭世人に懐くこと滅多にないのに~!でも問題は顔なんだよねぇ…その前髪どうにかしなよ~」
「いや、駄目だ。こいつの魅力に気付いた奴等がわんさか寄ってくる」
「それについては同意しますね…生徒会としても個人としても雫を危険にあわせるのは気がひけます」
せ、せんぱいたちは僕を買い被りすぎでは…??
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