大人しく暮らしたいだけなのに

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「確かにそうだよね~今雫ちゃんと食事なんてしたら僕らのファンの子達がなにするかわからないよねぇ~まだ補佐って発表してないんだし~」 おお…チャラチャラしているのに的確なことをいってる。僕が少し関心した表情をするとアルさんが睨んできた。こ、こわい… 「僕にいい考えがあるんです。丁度明日は全校集会。そこで雫が補佐になることを伝えるのです。ただ伝えるだけでは制裁は起こる確率は格段にあがります。でもこれはチャンスでもあります。うまく利用すればこのファンの制裁体制でさえ変えられるのです…ふふふ」 い、今氷点下の空気が…!?!? 「詳しくは放課後また打ち合わせをしよう。大体光一の考えていることはわかった。雫には少し頑張ってもらう必要があるが、生徒会を助ける、この学校を変えるために手伝ってほしい」 「…仕方ないですね、補佐に選ばれたからには義務を果たす責任があります。よろしくお願いいたします!」 「雫、今すぐにでも婚約を所望する」 ええ!?今の流れで!?なんで!? 「何をいってるんですバカ塔也。そんなに私にたっぷり仕事という名の制裁をされたいですか?婚約をするのは僕です」 僕を置いてきぼりにして二人は喧嘩している。 はぁ…ダメだもうこの人達。 そして僕は生徒会室をあとにし、ひっそりと教室に向かった。
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