王道学園なんてクソ食らえ

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コトリとカップとお茶菓子(108円)のクッキーを置く。 だって!貧乏だもん!この学園のお坊ちゃまじゃないもん一般生徒だもん! 「頂こう」 僕がいれた紅茶に手をつける。絶対舌に合わない安い茶葉だとか言われるよ。 「…お前、紅茶をいれるの上手いな。安い茶葉なのに味に気品がある。」 「え…!あ、ありがとうございます…」 そんな事言われたの初めてだ…良い人なのかもしれない…この人。 単純な僕でした。 「ああ…さて、本題に入るぞ。実は生徒会は今の時期とても忙しいんだ。新入生歓迎会に体育祭、中間テスト…他にも様々やらなければならないことがたくさんある。」 へぇ、生徒会ってそんなに忙しいんだ…初めて知った。で、それが僕になんの関係があるのだろう? なにか嫌な予感がするんだけど… 「そこでこの時期、生徒会では補佐という役職を今年から付けたいと思っている。さぁここまで言えばわかるだろう。生徒会で話し合った結果お前に決定した。橘 雫」 …ん?空耳かな?なんか僕の名前が聞こえたっぽいけど… 「うんうん、それは大変だ……」 「聞いているのか?お前が選ばれたんだよ」 ピシッ。思考回路停止。 「どぅえええええええ!?!?、?!?♪@&?☆#%[{}]!?」 僕が補佐!?無理無理無理!!面倒くさい事この上ないし僕は今日からニートになると決めたんだ!! 「むむむむむ、むりでしゅ他の人にお願いします面倒ですだるいです!それに生徒会には親衛隊もいるじゃないですかその子達が喜んでやってくれますよ!!」 「生徒会の親衛隊にやらせたら色々問題になるだろう…仕事にならないのが目に見えてわかる。だがお前はどの親衛隊にも所属していない、成績も優秀、一般生徒。このことを踏まえ生徒会ではお前を選んだのだ。誇りに思え。というかお前に拒否権など無い」
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