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「芹澤さん、ちょっといい?」
昼休み、瑞希が食事に出ようとしているところで、和明に呼び止められた。
「……なんですか?」
「ごめん、午後の打ち合わせなんだけど。
さっきクライアントから追加の連絡が入って、予定していたより打ち合わせ長引くかもしれないんだ。そっちの予定は大丈夫?」
「あー……」
和明との打ち合わせは三時からの予定だった。
四時半から外に出なければならず、長引くのはまずい。
「ちょっと厳しいですね……」
スケジュールを思い浮かべながら言うと、和明は考えるような間を置いた。
「そっか……。
なら昼食とりながら、少し打ち合わせ出来ないかな」
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