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階段へ向かっているところで、瑞希から返事が届いた。 『こんばんは。 私も明日は早く仕事が終わるんで、いいですよ。 宮坂さんの職場って、新宿でしたよね? 私もそうなんで、新宿駅で待ち合わせませんか?』 浩二は無意識に足を止め、メッセージに目を通す。 その後ろを会社員が数人追い抜いて行った。 『了解。何時にしようか?』 『6時には仕事が終わるんで、それ以降なら何時でもいいですよ』 『わかった。 俺も同じくらいに終われると思うから、終わったら連絡していい?』 『わかりました。じゃ、また明日』 ほっとしつつ『また明日』と送ろうとした時、『あ、それと』と、瑞希が付け足した。 なんだろうと続きを待っていると、数秒後にメッセージが届いた。
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