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今度こそ心を入れ替えようと決意した時、瑞希は温野菜のサラダを取り分けて、浩二の前に置いた。
「そんなんじゃ、どうせ食生活も不規則なんでしょう。
ほら、野菜食べてください、野菜。
ちゃんと食べて、体壊さないようにしてくださいね」
浩二は驚いた。
瑞希がそんなことを言うなんて、まるで思わなかった。
思わず彼女の顔を凝視しかけたけど、そうすると「なんですか？」と睨まれるに決まっている。
浩二はすんでのところで自制して、かわりに曖昧な笑みを浮かべた。
「……あぁ、ありがとう。瑞希さんも仕事は忙しい？」
「私もそれなりに忙しいですよ。
宮坂さんみたいに終電とまではいかないですけど。
あ、そうだ……
私が今元彼と仕事してるって言ったの、覚えています？」
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