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『そうです、SEです。
仕事はそれなりに忙しいです
美月さんは、どんなお仕事をされてるんですか?』
午前の仕事がひと段落した、昼休み。
会社近くのイタリアンレストランで、瑞希は今朝がた届いたメッセージを眺めていた。
(ぜんぜん連絡してこないから、仕方なしにこっちからメッセージを送ってやったのに
やっときた返信がこれって、なんなのよ)
自分からメッセージを送ったことのない瑞希にとって、ミヤサカへのメッセージはかなり頑張って送ったものだった。
なのにその返事がこれだと思うと、なんだか報われない。
前も味気のないメッセージを返信してきてたけど、会いたいと思ってるんなら、もう少し気合いを入れた文章を送ってくるものじゃないのか。
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