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「はぁ？
お前の見た目でモテてないとか、嫌味でしかねーよ
マジ自覚しろ、バーカ」
言いがかりをつけられた上に、さらなる悪態をつかれ、ため息が零れる。
久しく女と会話もしていないのに、この言われようはなんだろう。
そこでふと、『美月』のことを思い出す。
（……そういや、ネット上で会話したな……）
しかしあれは『会話』と呼べるのか？
気が削がれた浩二は、デスクの端に置いていたスマホに手を伸ばした。
フルールにアクセスしてみると、新着メッセージの表示があった。
ほんの少し鼓動が逸る。
けれどボックスの中にあったメッセージは、『美月』からじゃなかった。
『初めまして。優子といいます。
もしよければ、メッセージの交換から始めませんか？』
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