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(やっぱ、もう切られたかな……) 自分でもらしくない文章だと思うし、気持ち悪いと思ったのかもしれない。 落胆していると、見計らったようにランプが点灯した。 (え……) 浩二は弾かれたように、新着メッセージを開いた。 『……嘘じゃないなんて、どこで判断するんですか?  だいたい、ミヤサカさんのプロフィールだって、すごく嘘っぽいです    どう捉えていいかわかりません』  「は? なにこれ……」 知らず知らず、眉間にしわを寄せる。 どう返事をしてくるかわからなかったけど、この返信はまったくの想定外だった。 浩二は一旦プロフィールを見直す。 どこも偽っていない。 どうしてそんなことを思うのか、わからなかった。
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