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条件に合う男はほかにもいるのに、ミヤサカばかり気にしてしまう自分が嫌だったし、へんなことを言うやつだと、嫌われればいいと思った。
ほかの男とデートして、それが散々だったなんて報告、嫌気がさすに決まってる。
思ったとおり、送ったメッセージに返事はなく、瑞希は見限られたんだと思っていた。
なのに、返事がなかったのは仕事が忙しかっただけとわかり、さらには瑞希のわだかまりに付き合おうとする姿勢に、たじろいでしまった。
良心の呵責にも包まれた。
けれど、ミヤサカに対して繕うなんて、今更すぎる。
瑞希はどうにでもなれという気持ちで、また本音をぶつけた。
するとミヤサカは、予想に反してすぐに返事をくれた。
くだけた文章と、あけすけな質問をしてきたのも、予想外だった。
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