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からかわれたんだと思うとやりきれなくて、今度こそミヤサカとのやりとりを終わらせようと思った。 なのに心の端っこが瑞希をつついて、『もしかしたら』なんて思考が浮かんでしまう。 迷いながら真意をはかろうとする瑞希に、ミヤサカは『嘘じゃない』といった。 どこか真剣味がある文章に、瑞希の心は大きく揺れた。 ミヤサカなんてどうでもいい。 なのに、それが本心なのかどうか、そしてミヤサカがどういった人物なのか確かめたいという気持ちが湧き上ってしまった。 面会は苦手だし、打ちのめされたくない。 でもリュウジよりはマシかもしれないと、淡い期待まで漂い始めてしまう。 瑞希にとって、想定外の感情だった。
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