プロローグ

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「なぁ、手を繋ぎたいと思わへん?」 「……えっ? 何で?」 それは突然の出来事。 さっきまで平然と時を刻んでいた私の心臓が、いきなり悲鳴をあげる。 嬉しい気持ちを飛び越えて、びっくりって感情が溢れ出す。 「……何故に何でって聞くん?」 呆れた様な笑顔を私に向けて、彼は伸ばしかけた手を静かに元に戻した。
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