Warning

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『貴女が中三まで林檎を食べられなかったのは、小二の頃、当時好きだった小野くんに赤ちゃんみたいと言われたからでしょう』 何故知っている……! それは恥ずかしくて誰にも云ってなかったことだぞ!? 弁解のために云っておくが、私はそんなことはもう気にしていない。決して。 『私がそれを知っているのは、私が十年後の貴女だからです。本当は私も今メールを打っていて恥ずかしいです』 うん。信じました。 恥ずかしがっているところで更に信憑性が増した。 『さて、そろそろ信じてもらえたことだと思います。では、本題に入らせてもらいます』 ……よし! 覚悟は決めたぜ! 『これは十年前の貴女が直すべきことです』 「……」 今の私が直すべきこと。――一体なんなんだ? 『私が言うことは一つだけ』 そして次の文章を見て、私は固まった。 『物を片付けるようにしなさい』 …………は? 文章は其処で終わっていた。 意味が分からない。確かに片付けは苦手だが、ゴミ屋敷とまではいかないぞ? 「――っは! まさか! 此処数年でゴミ屋敷になるのか!? そして更には火事まで?!」 咄嗟に思ったことが口から出てしまう。 「っこうしちゃいられない! 早く片付けしなきゃ!」 私は慌てて部屋に散乱したマンガに手を伸ばした。
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