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ある朝、私は目覚めた。
ただただ悪夢にうなされて、
起きたら自分の布団の中、
何が起きたかわからずに
ただ、天井を見つめてた。
私は、家族がこの家が怖かった。
私の居場所などこの家にはない。
私はそれを大人になるにつれ、理解していった。
私はよそ者なのだ。
この家で生まれながら、
私はこの家で死ぬことは許されない。
...いずれ出ていかなければならなくなる。
わかっていたはずなのに、
それをいざ口に出したら
溢れてくる涙。
嫌いな家。
嫌いな家族。
怖い親。
有無を言わせない、
言葉のつぶての避け方を知らないから
私はまともに当たってしまう。
でも倒れることは許されない。
潰される、
そう思う度、
私は身を縮めて必死に逃げる。
もつれながら、
足に何かが絡み付こうと
必死に逃げる。
そんな夢の後。
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