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神多は、担任と呼ばれる男と挨拶していたところだった。
「おぉ!!お前が転校生か!俺は2年D組を担任をしている暑川敦史(あつかわあつし)だ!お前も今日から2年D組の一員だ!!よろしくな!!分からないことがあったらなんでも聞けよ!!」
そう言いニカっと笑う暑川先生。
先生の印象はとにかく熱いというものだった。
健康的に焼けた黒い肌、そしてそれとは正反対な真っ白い歯、そしてジャージ姿。
この人はきっとジャングルに放り込んでも生きられそうだと何となく思った。
それほどに強そうで野性味溢れるたくましい精悍な風貌だった。
「よろしくお願いします…。」
「よーし!では早速教室まで行くとするか!」
暑川先生が熱血的な話をしている傍ら、先程の理事長に言われた言葉を思い出していた。
友達か…友達が居なくてもこの気さくな暑川先生に色々聞こう。
「おっ!教室についたようだな!いいか、俺が入れと言ったら入って自己紹介を言うんだぞ!」
「分かりました。」
にしても、暑川先生本当に元気だな。
あんな燃えてる先生は小学校ぶりだな…そんなことをしみじみと思っていた。
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