第2話 噂の転入生現る

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「暑川先生いま、なんて?」 「入ってきていいぞ!」 (おいおい、冗談だろ…!!) (暑川のヤロー紛らわしい言い方しやがって!) (天然ドS!!天然鬼畜!!) (自分の筋肉に押しつぶされろ!!) そんな様々な怒りの念をこめて、暑川先生を見るが、先生はそんな視線を物怖じせずハハハッと笑っているだけだった。 扉を開けられた瞬間、俺達は言葉を失った。 転校生は俺達の予想をはるかに超えていた。 もじゃもじゃ頭のマリモ野郎とはかけ離れていた。 「神多真澄です。よろしく。」 射抜くような、その瞳に俺達は心までえぐられたようだった。この人に逆らってはいけない。本能的にそう感じさせられた。 俺逹は平和な日々に別れを告げた。
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