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「……ん?」
メールの着信音で小林正人は目を覚ました。
どうやらあの後寝てしまっていたらしい。電気もつけっぱなしだ。
目が腫れぼったいな、と久々に泣いたことを思い出すと少し気恥ずかしかった。
そういえば今何時だ、と時計を見ると深夜2時を過ぎている。
こんな時間に誰だよ、と携帯を開くと、目を疑う。
From 小林正人
To 小林正人
「なんだこれ?」
件名 25年前の自分へ
「おいおいなんだよこれ」
気持ち悪さを感じながらもメールを開いてみた。
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