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男たちも同じ思いで、
「何という無情! 余りだ! 何とかならないのか?」
「余りに可哀想だ! 命が危ない!」
「このままでは命が危ない! 何とかしなければ!」
警察部隊の一人が、
「消火器が何もない。お手上げだよ」
「お手上げ? 冗談じゃない!」
男は村長に続けた。
「村長様、花の妖精たちに頼んで下さい。命が危ないです!」
花の妖精たちの声、
「私たちの魔法、通用しないの。何か大きな力が働いているとしか思えないの」
「大きな力?」
「そうよ。よくは分からないけど、大きな力が働いているとしか思えないの。私たちの魔法通用しないの」
消火は完全にお手上げ状態だった。警察部隊の一人がその炎に向かって、
「炎よ、お前たちが化けた事は分かっている。お前たちはあのゴバの部下だろう? 悪事はもう止めろ! お前たちには情状酌量の余地が十分ある。悪事は止めるんだ! 自分を苦しめるだけだぞ」
炎の勢いは止まる事なく続いた。警察部隊の幾人かが、マシンガンを炎に向けて乱射した。炎が一斉に乙女たちから離れて宙に浮いた。乙女たち三人の首から上が消えた。マシンガンが乱射された時、メーナは目を閉じ、死を覚悟して乙女たちの前に両手を広げて立ちはだかった。彼女は乱射が終わってしばらくして、
「びっくりしたわよ…死んだと思ったわよ!」
警察部隊の一人が、
「済まなかった…空砲だったんだ」
誰もが乙女たち三人の首から上が消えた事に、唖然となって恐怖に怯えながら、棒立ちになったままだった。メーナはその雰囲気で振り向いた。彼女は見た瞬間、身の毛が弥立つ思いで棒立ちになった。そこに天使が乙女たちの側に現れた。
「皆様、怖がらないで下さい。彼女たちはこの村を救いました。彼女たちは身を挺して、魔女ゴバの侵略から皆様を守ったのです。彼女たちは顔や頭はなくても、温かな心があります。美しい心があります。彼女たちの勇気と心の美しさ、温かさを称えてほしいです。命の尊さに捧げた心の美しさは、私たちみんなの心の財産ですから」
一同の顔から恐怖の色が消え、慈愛と感謝の色が見られた。村長は慈愛と感謝と喜びをもって、
「確かにその通りです。彼女たちには顔や頭がなくても、温かな心があります。美しい心があります。お陰で我々は助かりました。この村は救われました。
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