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「ぱららっぱっぱっぱ~!」
びくうっっ!
また、メールがきた…。
「ゴクリっ…」
ー俺様さんの作品(○○○○)への
○○出版社の評価。
・絵柄が古い。
・セリフだけで話しを進めている。
・丁寧に描いている。
・表情が豊かである。
ー評価ランクEー
…内容が少し変わっている。
この不思議なメールが何なのか
そんなことはどうでもよくなっていた。
俺様…い、いや、俺は、思いきって
原稿を書き直した。
コマ割り、に強弱を付け、
読み手を飽きさせないように
色んな角度から描いてみる。
できた…。
「ぱららっぱっぱっぱ~!」
メールが来た。
俺は、真っ先にケータイを
手に取るとメールを確認した。
ー俺さんの作品(○○○○)への
○○出版社の評価。
・絵柄が古い。
・丁寧に描いている。
・表情が豊かである。
・色んな角度から描いている。
・ベタやトーンでメリハリをつけましょう。
ー評価ランクEー
…項目が増えている。
レベルアップしたな…。
トーンは使わない方が男らしい。
という、こだわりがあった…
「ドラゴンボールは、トーンを使わないし…。」
「ぱららっぱっぱっぱ~!」
うおっ!メールが来た!
なになに…。
ー鳥山 明先生と、お前では実力がちがいすぎる。
お金が掛かるから使いたくないだけだろ!ー
確かにそうかも….。
俺は、トーンを使うことにした。
スゴイ、絵の感じが、ぜんぜん違う…
「ぱららっぱっぱっぱ~!」
メールが来た。
「レベルアップだ!」
ー俺さんの作品(○○○○)への
○○○出版社の評価。
・丁寧に描いている。
・表情が豊かである。
・色んな角度から描かれている。
・キャラクターが魅力的である。
ー評価ランクEー
やった全て好評価だ!…しかし。
ランクは依然Eのまま…。
俺はプロの偉大さを思い知った。
そして、原稿をビリビリに破り捨て、
深い眠りについた。
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