プロローグ

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ニュース。 巷で起こったことを知るには丁度いいものかもしれない。 しかし、我々は事件のような大きな物事にしか興味・関心を向けない。興味を向けることが自分に関わりがないならばあくまでも“知識”として取り入れるだけではあることも否めない。 だか、それがどうした、皆そうなのだ。自分一人気にしたところでどうしようもない。“個性”のない我々はそう判断し、すぐに世の中に埋もれる。不特定多数の一部になっていれば楽なことには間違いない。 自分に関係のない物事は可哀想とか、大変などと口では簡単に言える。ニュースの解説者にいたっては被害を目の当たりにしたかのように映像だけ見て上から目線で解説。 そんな世界だからこの世界は嫌いだ。
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