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2015年の夏、息子がお腹の中から出てきた。
お互いに激痛の出産を乗り越えて、約3ヶ月後・・
息子は私のお腹の上で寝ている。
せっかくお腹の中から出てきたのに、息子はお腹の上で、寝息を立てている。
ベビーベッドやコンビ(振動型ベビー椅子)と、赤ちゃんの安眠場所が揃う我が家で、あえて私の腹の上を好み、深い眠りに落ちるのだ。
夜はベビーベッドで寝てくれるのだが、昼に関しては、私から離れるとすぐ起きてしまうのがザラで、運良く寝付いても15分で起きてしまう。
一方、私のお腹の上だと、3時間ぐっすり眠りについてくれる。
あぁ、とても可愛らしい光景だ。
母のぬくもりと心拍で安心感を得て眠るその姿は、とてつもなく愛らしい。
愛らしいのだが・・
何故そんな癖を持つのに、君の体重は、平均よりかなり重いのか。
3ヶ月めにして7.2㎏。
この数値は、国が水準する赤ちゃんの成長曲線グラフから上にはみ出した体重の値で、すごく重い赤ちゃんに分類される。
母乳を沢山飲み成長することは、母として、大変喜ばしいことだ。
だが、お腹の上で眠る事を好む癖に、何故そんな嗜好に反した体型をしているのか・・
長時間お腹の上で寝てくれるおかげで、今まで悩んだことのない腰痛デビューを、無事迎えてしまったではないか。
また、お腹を圧迫される関係で、すごくウンコがしたくて仕方がない。
だが私は息子の睡眠のため、ギリギリまで我慢し、日々、脱糞をギリギリまで堪える修行を鍛練しているのだ。
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