第二章
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「ばれた」 すぐ行くと言って琴音は窓を閉めてその場を離れた。 草むらからガサガサと音がする。 少し待つと琴音より先に猫が顔を出した。 きょろきょろとあたりを見渡す猫、ゆっくりと俺に近づく。 ここが自分の場所だと言わんばかりに堂々と俺の膝の上に乗る。 何とも自由な。
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