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昼からは対打を習う。
単打の発展型套路で二人で組んで行う。
直前に教室でやってたんだが、仕事で半分も参加出来ず、よく分からんままにやった。
不慣れな人には熟練者が組め、ということだがそんなに仲良い人いないのでなかなか決まらない。
最後に一人名乗り出てくれてようやくコンビとなった。
そんなに広くない部屋で二人距離を置いて向かい合い少しづつ動作を繰り返す。
老師は真ん中で説明してるのであまり見えない。しかも背後なので首を捻らないといけない。
動作の一つづつで止まるのを勝手に進めてしまって、弟子の人から怒鳴られる。
ピリピリとした雰囲気だ。そうだ、これは武術を習ってるんだ。体操やってるんじゃないんだぞ。
時々老師が技の使い方を教えてくれる。老師の技は相手の腕をずらしてその隙間にくるんと入って反対の手が、すっと攻撃として決まる。あるいは合気道のように投げ技に変化したり。
対打やっても実際には使用出来ないという。約束の息を合わせた二人套路で、急所を打ったりしないが、力は出す練習をし、これで骨子を学んでるんだと。
その上に変化があり、変化のために基本をまず学ばなければならないそうだ。
代々少しづつ変遷してきた八極拳だが、これは300年変わってない套路らしい。
半分まで行ったところで時間となった。
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