遥斗の過去と……気持ちの渦

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俺は自分の過去を、2人に全部話した。 最後に―――。 『 俺達を捨てたお母さんを嫌っているんじゃない。お父さんは俺を1人残して入院出来ないと、先生に頼んでいたと亡くなった時に聞いたんだ。だから、お父さんを苦しめた糞ババアは許さねー。ってか、俺のお母さんは小5の冬に死んだんだから 』 それだけは、どうしても伝えたかった。 『 ふっぅ…ズズッ 』 『 竜、泣いてんなよ――暗い話しで悪かったって。だから泣かないでよ! 』 同情の涙ならいらないから… 『 この涙は同情じゃねーから勘違いすんなよ!!俺は、遥斗が泣いてるのが悲しいんだから~ 』 『 竜、俺泣いてねーし…… 』 あれ?!自分の頬に手を当てて驚く! 涙?!話してる間に俺は、泣いていたんだ―――。気付かなかった……〟
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