★入学式

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「チッ!舐めやがって!」 目の前で、悪態を付いた中島蒼空と不意に視線がぶつかった! その恐怖心から、俺の目に溜まっていた涙がポロポロと流れ落ちる……。 何やってるんだよ俺、、、男がポロポロ泣くとか痛すぎて恥ずかしい////// 目を反らそうと俯いた俺を見た中島蒼空が………。 「泣くなよ、、、バ~カ」 って言いながら、頭を撫でて来た。 その手は優しくて、恐さは感じられなかった。 手が離れたかと思うと、、 「竜仁~!コイツのガードしてやっててて…」 中島蒼空が竜仁と呼んだのは、あの赤髪の奴だった。 急に呼ばれた赤髪は、一瞬キョトンとしていたが、、、 「了解!蒼空さっさと終わらせてね♪」 アホベジと同じチャラさで、ウインクしながら返事をする赤髪。 そのまま、俺の前に座って、、 「はじめまして!俺の名前は竹田竜仁♪決着が着くまでお守りしますよ!子猫ちゃんw」 な~んて、鳥肌もんの自己紹介をして来た…。。 大体、俺は子猫ちゃんじゃね~! 何にせよ、竹田竜仁が前をガードしてくれてる安心感からか。 いつの間にか、涙と震えは止まっていた。
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