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「チッ!舐めやがって!」
目の前で、悪態を付いた中島蒼空と不意に視線がぶつかった!
その恐怖心から、俺の目に溜まっていた涙がポロポロと流れ落ちる……。
何やってるんだよ俺、、、男がポロポロ泣くとか痛すぎて恥ずかしい//////
目を反らそうと俯いた俺を見た中島蒼空が………。
「泣くなよ、、、バ~カ」
って言いながら、頭を撫でて来た。
その手は優しくて、恐さは感じられなかった。
手が離れたかと思うと、、
「竜仁~!コイツのガードしてやっててて…」
中島蒼空が竜仁と呼んだのは、あの赤髪の奴だった。
急に呼ばれた赤髪は、一瞬キョトンとしていたが、、、
「了解!蒼空さっさと終わらせてね♪」
アホベジと同じチャラさで、ウインクしながら返事をする赤髪。
そのまま、俺の前に座って、、
「はじめまして!俺の名前は竹田竜仁♪決着が着くまでお守りしますよ!子猫ちゃんw」
な~んて、鳥肌もんの自己紹介をして来た…。。
大体、俺は子猫ちゃんじゃね~!
何にせよ、竹田竜仁が前をガードしてくれてる安心感からか。
いつの間にか、涙と震えは止まっていた。
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