★入学式

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アタマの奴等が、次々に発表していき。 中島蒼空の所までマイクが回って来た! ん?シーン・・・。。。 中々発表しない中島蒼空に、アホベジが 早く言えと言ってる様だ。 片方の眉毛が上がって…一瞬ニヤリ 今笑った?気のせいか何て考えていたら、マイクを通して中島蒼空の声が聞こえて来た。 「俺の相手は、泣き虫子猫ちゃ~ん」 ふ~ん。泣き虫子猫ちゃんね~。 ・・・・・・・・・・・・・・・?! 今何て言いました?あの人?! 「な、な、な、泣き虫、子猫ちゃんって////」 心の声が漏れてしまった。 「え~っと、泣き虫子猫ちゃんって誰だよ?!(笑)」 アホベジが聞いてるのが聞こえた。 「泣き虫子猫ちゃんは、ここに居るよ~♪♪」 竹田竜仁が、俺の右手を上にかかげて大声で叫ぶ! なぁぁぁぁ~、何してんだテメーは?! ふざけんなぁ!!!! 「ああ!三浦ね♪了解!」 アホベジ、勝手に了解してんじゃね~よ。 俺は良いなんて、一言も言ってね~し。 心の中で叫んでいる間に、説明の時間も終わり・・・今は教室の自分の席;; 何で?何でだ?! 寄りによって、俺なんだよ~。 今にも涙が流れそうになるのを、必死で我慢し俯く。 教室では、アタマの中島蒼空が教卓に立ちクラスの奴等に話しをしていた。 「お前ら、俺がアタマをやるからには決まりを守って欲しい!」 決まりって何だし・・ 「お前らがケンカが強いのは分かってる!でも、自分からは絶対に手を出すな!それから、弱い奴を守れ!分かったかぁ?!」 中島蒼空がそう言うと、クラスの奴等が一斉に・・・ 「おおぉ~!!!」 「カッケー!!」 「惚れそう///」 「何処までもついて行くぜ~!!!」 などと、それぞれ叫んでる。 惚れそうって・・・男同士だろうがぁ! ないだろ、それは、、、 俺は俯いたまま苦笑した。 「今日はこれまでだ!お前ら、寮の部屋割りは今配った紙に書いてるから。各々部屋の整理をするように!以上・・・また明日なっ♪」 また意味もなく、ウインクするアホベジを横目で流し教室を出た。 はぁぁ~。 寮に行きたくね~な・・・。 ため息を付いた直後、後ろから呼び止められた! 「子猫ちゃ~ん♪俺達と寮まで行こうぜ~♪」 振り向くと、予想通り中島蒼空と竹田竜仁の2人が立っていた・・・。
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