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アタマの奴等が、次々に発表していき。
中島蒼空の所までマイクが回って来た!
ん?シーン・・・。。。
中々発表しない中島蒼空に、アホベジが
早く言えと言ってる様だ。
片方の眉毛が上がって…一瞬ニヤリ
今笑った?気のせいか何て考えていたら、マイクを通して中島蒼空の声が聞こえて来た。
「俺の相手は、泣き虫子猫ちゃ~ん」
ふ~ん。泣き虫子猫ちゃんね~。
・・・・・・・・・・・・・・・?!
今何て言いました?あの人?!
「な、な、な、泣き虫、子猫ちゃんって////」
心の声が漏れてしまった。
「え~っと、泣き虫子猫ちゃんって誰だよ?!(笑)」
アホベジが聞いてるのが聞こえた。
「泣き虫子猫ちゃんは、ここに居るよ~♪♪」
竹田竜仁が、俺の右手を上にかかげて大声で叫ぶ!
なぁぁぁぁ~、何してんだテメーは?!
ふざけんなぁ!!!!
「ああ!三浦ね♪了解!」
アホベジ、勝手に了解してんじゃね~よ。
俺は良いなんて、一言も言ってね~し。
心の中で叫んでいる間に、説明の時間も終わり・・・今は教室の自分の席;;
何で?何でだ?!
寄りによって、俺なんだよ~。
今にも涙が流れそうになるのを、必死で我慢し俯く。
教室では、アタマの中島蒼空が教卓に立ちクラスの奴等に話しをしていた。
「お前ら、俺がアタマをやるからには決まりを守って欲しい!」
決まりって何だし・・
「お前らがケンカが強いのは分かってる!でも、自分からは絶対に手を出すな!それから、弱い奴を守れ!分かったかぁ?!」
中島蒼空がそう言うと、クラスの奴等が一斉に・・・
「おおぉ~!!!」
「カッケー!!」
「惚れそう///」
「何処までもついて行くぜ~!!!」
などと、それぞれ叫んでる。
惚れそうって・・・男同士だろうがぁ!
ないだろ、それは、、、
俺は俯いたまま苦笑した。
「今日はこれまでだ!お前ら、寮の部屋割りは今配った紙に書いてるから。各々部屋の整理をするように!以上・・・また明日なっ♪」
また意味もなく、ウインクするアホベジを横目で流し教室を出た。
はぁぁ~。
寮に行きたくね~な・・・。
ため息を付いた直後、後ろから呼び止められた!
「子猫ちゃ~ん♪俺達と寮まで行こうぜ~♪」
振り向くと、予想通り中島蒼空と竹田竜仁の2人が立っていた・・・。
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