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「 あぁぁぁ~!」
ベランダに立っている蒼空を見て思わず大声をあげてしまった///
あいつ、何やっちゃってんの??
蒼空の手元にある物に、平凡な俺は驚きを隠せない。。
だ、だ、だって、
蒼空の手元には〝タバコ〟が!!!
俺達、まだ高校生になったばっかだし。
ましてや、学校の寮だし・・・。
体にも良くないし、、、ブツブツ…。
俺が1人頭を抱えていたら、タバコを吸い終わった蒼空が部屋へと戻って来た。
手元には、タバコは無い。
「蒼空、ポイ捨てした?!」
ポロっと俺の口から出た言葉に、、
「んな事してね~し!ベランダに灰皿があったから、そこに捨てたけど!」
と返事が返って来た。
ん?!ベランダに灰皿があったから?
おいおいおい・・・灰皿まで準備されてんのか?!この寮には、、、。
あり得ね~し!!!!!!
そう心で叫んだ後、荷物の整理を始めた蒼空に声をかけてみる。
「蒼空~、タバコ体に良くね~ぞ!」
「チッ、、うるせ~。お前は吸わね~の?」
「吸うわけね~し!」
・・・・少しの沈黙の後に。
「あね。お前は吸わなくて良い」
「言われなくても、吸わね~から」
「はいはい。ガキは黙って荷物の整理しろっ!」
ガキはって、お前だって同じ歳だろうがぁ?!
確かに身長は、蒼空よりも小さいのは認めるけど。
普通に低すぎじゃね~し!
ほっぺたをプ~ってしながら、俺も荷物の整理を再開した。
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