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ドン!ドン!ドドドド………ン!!!
〝〝 ガバッ 〟〟
俺と蒼空は、同時にベッドから飛び起きた!!
ドドドド………ン!!!
鳴り止まないドアを叩く音に、俺はスゲー怖くなって。半泣きになる…。
だって、俺はお化けと虫が大っ嫌いだからさぁ……。
『 蒼空~。誰だろう…?お化けとかじゃないよな…? 』
震える声で言うと…。
『 あぁあ?!んな訳ないだろうがぁ?!遥斗はそこにいろ! 』
蒼空はそう言ってドアまで歩いて行き、スゲーキレた顔をしてドアを開けた!!
ドアを叩いてた正体は、俺のベッドからは確認出来ない…。
でも、すぐに分かった!
『 蒼空、な~に、怖い顔しちゃってんの~?俺ずっとドア叩いてて、手が真っ赤っかじゃんかよ~;;;中入るぜ!お邪魔しま~す♪ 』
『 竜かよ! 』
『 遥斗、竜かよ!は、ねーだろう…後で行くって言ったし! 』
『ごめん、ごめん。寝てたから、寝起きにあのドアの音は恐怖しか感じれなかった…』
竜はシュン……としている。
ヤンキーっぽくないんだよなぁ~、見た目は派手だけど。
『 竜、お前の相手はどんなだった? 』
蒼空が竜に聞く!
竜は自分の部屋で起きた事を、話してくれた。
ピンクの髪の〝 後藤楓 ……… 〟う~ん。
俺達のクラスに居たっけ?
ピンクの髪は記憶にねーなぁ。
平凡な俺からしたら、皆が派手な髪してて覚える所じゃなかったっけ(笑)
ただ、名前が引っかかる・・どっかで聞いた事あるような――。そんな風に考えていたら…。
『 あ~!それから…カンナと電話したぜ♪ 』
竜がその事を話した瞬間……蒼空の顔が凍りついたのを見逃さなかった。
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