寮生活をスタート★

30/58

700人が本棚に入れています
本棚に追加
/261ページ
ドン!ドン!ドドドド………ン!!! 〝〝 ガバッ 〟〟 俺と蒼空は、同時にベッドから飛び起きた!! ドドドド………ン!!! 鳴り止まないドアを叩く音に、俺はスゲー怖くなって。半泣きになる…。 だって、俺はお化けと虫が大っ嫌いだからさぁ……。 『 蒼空~。誰だろう…?お化けとかじゃないよな…? 』 震える声で言うと…。 『 あぁあ?!んな訳ないだろうがぁ?!遥斗はそこにいろ! 』 蒼空はそう言ってドアまで歩いて行き、スゲーキレた顔をしてドアを開けた!! ドアを叩いてた正体は、俺のベッドからは確認出来ない…。 でも、すぐに分かった! 『 蒼空、な~に、怖い顔しちゃってんの~?俺ずっとドア叩いてて、手が真っ赤っかじゃんかよ~;;;中入るぜ!お邪魔しま~す♪ 』 『 竜かよ! 』 『 遥斗、竜かよ!は、ねーだろう…後で行くって言ったし! 』 『ごめん、ごめん。寝てたから、寝起きにあのドアの音は恐怖しか感じれなかった…』 竜はシュン……としている。 ヤンキーっぽくないんだよなぁ~、見た目は派手だけど。 『 竜、お前の相手はどんなだった? 』 蒼空が竜に聞く! 竜は自分の部屋で起きた事を、話してくれた。 ピンクの髪の〝 後藤楓 ……… 〟う~ん。 俺達のクラスに居たっけ? ピンクの髪は記憶にねーなぁ。 平凡な俺からしたら、皆が派手な髪してて覚える所じゃなかったっけ(笑) ただ、名前が引っかかる・・どっかで聞いた事あるような――。そんな風に考えていたら…。 『 あ~!それから…カンナと電話したぜ♪ 』 竜がその事を話した瞬間……蒼空の顔が凍りついたのを見逃さなかった。
/261ページ

最初のコメントを投稿しよう!

700人が本棚に入れています
本棚に追加