寮生活をスタート★

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うぅ~。目に涙が溜まってきた……。 蒼空、んな怖い声出さないで良いじゃねーかよ…。 俺、別に悪い事言った訳でもないんだし。 涙が溢れるのも我慢の限界に来てた時、、、 ん……?! グシャグシャ!……蒼空が俺の頭を撫でてる?何で? 『 怖がらせて悪かった。泣くな…… 』 そう言って、困った様な表情の蒼空が俺の顔を覗き込んできた。 『 泣くかよ!でも怖かった……』 俺は強がりながらも、怖かったと正直に話した。 ふっと笑った蒼空は、 『 今度から、お前を怖がらせる事はしないって約束する。だから、今回は許せ…なっ?! 』 普段笑わない人の笑顔は……ズルイ。 ヤベー、蒼空がイケメンなのもあるけど。俺、今スゲー嬉しい……。 すぐにでも、また蒼空の笑顔が見たいって思うくらいに。 何も言わない俺に、、、 『 遥斗~?許すの?許さないの? 』 蒼空が、もう1度聞いてくる。 今度は不安そうな顔で……。 おいおい……さっきから、色んな顔を出してんなよ! はぁぁ……胸がモヤモヤして訳分かんねー。 『 許す…。許すから約束守れよ! 』 それだけを、何とか蒼空に伝える事が出来た…。
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