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うぅ~。目に涙が溜まってきた……。
蒼空、んな怖い声出さないで良いじゃねーかよ…。
俺、別に悪い事言った訳でもないんだし。
涙が溢れるのも我慢の限界に来てた時、、、
ん……?!
グシャグシャ!……蒼空が俺の頭を撫でてる?何で?
『 怖がらせて悪かった。泣くな…… 』
そう言って、困った様な表情の蒼空が俺の顔を覗き込んできた。
『 泣くかよ!でも怖かった……』
俺は強がりながらも、怖かったと正直に話した。
ふっと笑った蒼空は、
『 今度から、お前を怖がらせる事はしないって約束する。だから、今回は許せ…なっ?! 』
普段笑わない人の笑顔は……ズルイ。
ヤベー、蒼空がイケメンなのもあるけど。俺、今スゲー嬉しい……。
すぐにでも、また蒼空の笑顔が見たいって思うくらいに。
何も言わない俺に、、、
『 遥斗~?許すの?許さないの? 』
蒼空が、もう1度聞いてくる。
今度は不安そうな顔で……。
おいおい……さっきから、色んな顔を出してんなよ!
はぁぁ……胸がモヤモヤして訳分かんねー。
『 許す…。許すから約束守れよ! 』
それだけを、何とか蒼空に伝える事が出来た…。
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