700人が本棚に入れています
本棚に追加
/261ページ
俺の気持ちとは逆に、鳴り止まない心臓の音を隠しながら…俺達は部屋から出た。
〝 うっっ 〟
通路には、ヤンキー・・・ヤンキー・・
本当に、この学校にはヤンキーしかいねーのかよ……。
『 ってか、食堂って何処だ?! 』
竜が良い事に気づいた(笑)
確かに!さっきの冊子に地図が載ってたけど、覚えてない。
『 冊子を確認する? 』
俺が2人に聞くと、、
『『 めんどくせー!誰かに聞く! 』』
また2人が綺麗にハモる。
誰かに聞く!って誰にだよ?!
とりあえず、竜が近くのヤンキーに声をかけに行った。
見た目から怖そうな奴だなぁ…。
普通に食堂の場所知ってる?とか聞いてる竜は凄い。
話しが終わったのか、竜が戻って来た。
『 食堂と大浴場は、1階の奥にあるんだって~♪ 』
『 竜、聞いてくれて、ありがとう 』
俺は普通に、竜へお礼を伝えた。
『 遥斗~♪可愛い奴だなぁ♪ 』
ガバッ!突然、竜が俺に抱きついた。
く、くるしい……。
『 バカ竜、行くぞ! 』
蒼空の低い声が聞こえた。竜は、そんな蒼空をニヤニヤしながら見ている。
それから、ソッと俺から離れた。
最初のコメントを投稿しよう!