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ぶつかってしまった肩を擦りながら、回りを見回してみる。
『 君、僕にぶつかっといてシカト?! 』
ん?声がした方へ目をやると…。
『 あっ、可愛い♪ 』
そこには、小さくて黒髪ピンクメッシュの男の子が立っていた!
『 可愛いって僕の事?君、ケンカ売ってる?! 』
可愛い見た目からからは信じられない言葉を言うと、俺を睨んで来た。
『 ぶつかってしまって、ごめんなさい…… 』
俺はビビりながら、素直に謝った。
『 ふんっ。謝ったから許してあげる!君、見ない顔だけど何年生なの? 』
『 今日入学した1年の三浦遥斗です 』
可愛い男の子が、何年生か分からないので敬語で自己紹介。
『 1年のハルちゃんかぁ♪僕は、2-Eのアタマをしてる…山下翔貴!ヨロシク♪ 』
〝 はぁあ~???? 〟
んな可愛いのにアタマ?!嘘だろ?!
『 な~に、翔貴だけ抜け駆けしてんの?俺も交ぜてよ~♪ 』
ん?!急に色気を無駄に放出してる奴が乱入してきたし~;;
『 抜け駆けがけって何だし!新1年生に自己紹介してたんだよっ 』
翔先輩プゥ~ってして可愛い♪
んな事考えてた俺に、色気ムンムン君が話しかけて来た。
『 俺は2-Bのアタマやってる、神矢晃♪君、可愛いね~♪寂しくなったら、いつでも俺の部屋においで♪いっぱい可愛いがってやるから♪ 』
金髪のロン毛で、片方の頬っぺたにだけエクボがある晃先輩……あんた、何て自己紹介してんだっ。
竜ばりに酷い;;そして、色気のある晃先輩が言うと、無駄にエロい…。
そして、俺は男だし可愛いくねーー!
『 俺は1-E の三浦遥斗です。それから、可愛いくはありません… 』
テンションが最大限に堕ちた、俺からの自己紹介(笑)
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