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お!残りの頼みの綱の平凡君が来たのか?!
淡い期待を持ちながら、俺は開いたであろう後ろのドアを見た。
「う、嘘だろ?」
回りにいるヤンキーよりも、遥かに上回るオーラを放っている2人組が目線の先には居た。
1人は、赤い髪をツンツンに立てた切れ長の奥二重のイケメンで。
残りの1人は、その赤髪より更にイケメン。
真っ青なブルーのサラサラな髪の毛で、無表情だけどタレ目の二重なのが俺の席からでも見て分かる。
他の奴等も、見惚れているのか教室が一瞬で静まりかえった。
神様!世の中不公平だよ~。
絵に描いたようなイケメンって本当に居るんだなぁ…まじでカッケーなおい。
呑気に2人のイケメン度に腹をたてはじめてしまった。
゛ガラッ・・゛
今度は前のドアが激しく音を立てて開いたおかげて…我に戻った俺は、そちらに目をやった。
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