君にとどけ

渦巻く思い

電話の音が遥か遠くで聞こえているかの様に……俺は現実逃避したいのか、さっきまでの事を思い出していた！

俺達の部屋に戻る前――。

学校から寮へとたどり着いて、フリースペースで先輩達に捕まった。

『 はるちゃ～ん♪今帰って来たの？こっちに来なよ～♪ 』

『 翔先輩、ち～す！！ 』

今日も小さくて可愛いな～♪本人に言うと前みたいに怒られそうだから、言わないでおこう(笑)

『 中島達挨拶ないの～？僕、これでも先輩だよ～！ 』

『『 お疲れっす 』』

『 ん～♪３人共、学校慣れたかな？担任は確か…小川だっけ？！ 』

『 楽しくやってます♪蒼空と竜のおかげでっ 』

『 ふつ～っす 』

『 メッチャ、面白れ～です♪小川の無駄なエロさもウケるし(笑)蒼空も…(笑) 』

それぞれ、翔先輩に感想を話した！

『 ふ～ん♪…そうそう…！もうすぐ、学校恒例の〝 1年生と仲良く4649★ 〟があるから楽しみにしてなぁ～(笑) 』

この学校の〝 恒例 〟は、ろくな事ね～から……大丈夫か？！

『 遥斗今日も可愛いなぁ～♪今から俺の部屋に遊びに来いよ！なっ？！ 』

いきなり来たかと思ったら…また、この人は何て事を言ってるんだか――。

『 晃先輩！今日も遠慮しときます(笑) 』

『 今日もだってよ！ざまぁーねーなぁ…エロエクボ(笑) 』

『 あぁあ？！ガキの中島には分かんねーよなぁ？！遥斗の照れ隠しっつ～の！の前に…後輩の分際でエロエクボ呼びは無いだろがーーーー！ 』

『 てめ～の頭ん中、マジさみーな！いっぺん消えて、嫌、永久に帰って来なくて良いから 』

『 中島、次の〝 1年生と仲良く4649★ 〟で勝負しろ！分かったかぁ？！ 』

『 はぁあ？！俺は売られた喧嘩には容赦しねーから。後で泣くなよ！エロエクボ野郎！！ 』

『 遥斗～♪蒼空イケメンなのに単純だから面白れ～よな♪(笑) 』

本当、竜の言う通りだ(笑)
つか、蒼空も晃先輩も何ですぐに言い合いするかなー…；；
案外、似た者同士だったりしてね♪＼(^_^)(^_^)／♪