第1章

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俺はいま、都心の一等地に建つ超高層マンションのペントハウスで、アイドル予備軍の女の子数人を周りに侍らせ、優雅なひと時を過ごしている。 まだ20代前半の俺が、何でこんな豪華で優雅な生活ができるかっていうと。 ロト7で最高金額を当て、その金を元手に買った株が、鰻登りに値をあげ大当たりする。 その結果俺は若くして、億万長者の仲間入りをした。 女の子の1人が何かに気が付き、俺に恭しくスマホを差し出し声をかけてくる。 「ご主人様。 メールが着信しております」 「ありがとう」 俺は礼を言ってスマホを受け取り、メールの文を読む。 「馬鹿やろ――――!! お前の、お前のせいで…………」 俺は最後まで読まずにメールを削除。 女の子が尋ねてくる。 「どちらからでしたの?」 「俺の事を妬んだどっかの馬鹿からのメールだった。 気分直しにシャンパンで乾杯しよう」 俺は最高級のシャンパンをグラスに注ぎ、女の子達と乾杯した。 メールを寄越した奴、俺のこの生活が羨ましいだろ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ……………………………………
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