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本小説の主人公・茨木賢志が不津宇高校で世界史の授業を受けている場面から第1期『世界史テスト編』が始まる。茨木は、その授業で世界史の小テストがある事を知らされ、茫然自失となっていた。そこに茨木の友人である野地悠次が登場し、『良い勉強法』として歌で暗記する事を提案するも、野地が用意した支離滅裂な歌と茨木の怠慢のせいで世界史小テストで0点を採ってしまう。しかしすぐに世界史の中間考査があり、自暴自棄になっていた所、再び野地が現れ、再度『良い勉強法』としてクイズで暗記する事を提案するが(明言したのは作者)、結局クイズの不成立と茨木の怠慢のせいで世界史中間考査でも0点を採ってしまい、茨木が酷く落胆してしまう。一方の野地は世界史の小テスト中間考査共に満点であったが実は不正をしており、職員室から世界史の小テストと中間考査を盗み丸暗記し、更に平均点を下げる為盗んだ小テストと中間考査に出ていない単語を歌やクイズにして茨木に出し、茨木を陥れようとしていた。野地は『羽谷杉大学』という大学を推薦で志望していたが、世界史の内申が極端に低かった為、今回のような不正を行った。しかし羽谷杉大学の教員・生徒等の度重なる不祥事のせいで羽谷杉大学が廃校になる事をニュースで知ってしまい、それにより自暴自棄になり、前述の不正が露呈し、結果野地は不津宇高校から退学処分を受ける事となった(また、この事件をきっかけに茨木が野地を激しく憎悪するようになる)。月日は流れ世界史の期末考査返却日を迎え、楠井と結果を言い合うがここでも世界史で0点を採ってしまう、という落ちで第1期が終了。更に月日は流れ不津宇高校は冬休みとなるも、2学期の世界史の成績の悪さで世界史の補習を受ける事になってしまう。ここから第2期『世界史補習編』が始まる。
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