プロローグ

9/10
前へ
/49ページ
次へ
「お前の考えていることなんてお見通しだ。だからお前はバカなんだよ!たっしゃでなぁッ!!?」 「ん?」 結梨の驚く声が聞こえる。僕は少し体を起こすと、 「……あ」 魔法陣に結梨の髪が捕まっていた。そして額まで進む。もう結梨は手遅れだ。 「残念だったな結梨。あっちに逝っても頑張って生き延びてね」 「今誤字があった気がするな」 「気にしない。気にしない」 「いやそこは気にs、\♪$3°%*○5=」 魔法陣は結梨の顔を全て飲み込んだ。もうすでに何を言っているかわからない。 「じゃあ僕は行くね。ばいばい」 「\°56°9÷9÷^25|\+%!!!」 「い゛い゛ぃ゛ッ!!」 僕が起き上がろうとすると結梨に思い切り足を踏み抜かれた。激痛に僕は再度地面に伏す。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加