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「お前の考えていることなんてお見通しだ。だからお前はバカなんだよ!たっしゃでなぁッ!!?」
「ん?」
結梨の驚く声が聞こえる。僕は少し体を起こすと、
「……あ」
魔法陣に結梨の髪が捕まっていた。そして額まで進む。もう結梨は手遅れだ。
「残念だったな結梨。あっちに逝っても頑張って生き延びてね」
「今誤字があった気がするな」
「気にしない。気にしない」
「いやそこは気にs、\♪$3°%*○5=」
魔法陣は結梨の顔を全て飲み込んだ。もうすでに何を言っているかわからない。
「じゃあ僕は行くね。ばいばい」
「\°56°9÷9÷^25|\+%!!!」
「い゛い゛ぃ゛ッ!!」
僕が起き上がろうとすると結梨に思い切り足を踏み抜かれた。激痛に僕は再度地面に伏す。
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