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埃がかった黒い煙りに混じる赤色の炎。
「神よォーーーーー!!!」
血溜まりの下にある地面へと膝を崩す
胸に空いた弾痕
俺は友の敵の見知らぬ者の塊の中にいた………
鉄の鳥が死を運び鼓膜を破る
魂の終わりが近づくこの風景が憎い!
この手についた血が…憎い!
俺は天を仰いだ憎しみの瞳で
ひいらりひいらりと雪?
違う羽根だ
白い羽根がひとつ俺の上からゆっくりと舞い堕ちてくる
俺は呆然とそれを眺めながら羽根を両方の手のひらで受けとめた。
瞳から流れる涙に身体中が温かい
「………………」
俺の魂はそれを求めて旅にでた。
赤く染まった手のひらの中に白い羽根ひとつ残して
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