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『今日はありがとうございました
帰宅しました』
家に着いてから、早速メールを送る。
『こっちこそありがとう』
すぐに返事が返ってきた。
『これからバイトだから、また連絡するね』
『はい、待ってます
頑張って下さい』
そんなやりとりが嬉しくて。
『藤原佑典』
そう登録した彼の名前を見ているだけで、胸が高鳴る。
『バイト終わった~
寝てるかな?』
午前2時を過ぎた頃、彼からメールがきた。
携帯を枕元に置いて、メールを待ちながらうとうとしていた。
『お疲れさまです
起きてます』
返事を返す。
それから何度かやりとりをし、彼が教習所の近くでひとり暮らしをしていることが分かった。
『ひとり暮らし、いいですね
私もしたいな』
そう送ったメールの返信は、私を驚かせた。
『そう?
じゃあ遊びにきて?』
『行きます』
かけひきも何も考えられず、すぐに返事をした。
『うん、いつでもおいで
今日はもう寝るね
おやすみ』
『おやすみなさい』
嬉しくて顔が緩くなる。
きっと、彼も私に興味を持ってくれている。
そう思わずにいられなかった。
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