【 白道 】

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【 白道 】

キミに恋をした … そう気づいたのは キミも恋をするのだと 色魅せた今日 其処に立つだけで ドキドキと胸が震えた キミだけは変わらない そう信じてた… 限りなく白 静なりて爽 キミの居て 心映せし と 芯 真 清 そして 深(シン) 信(シン) 夏の日に魅せた白 真っ直ぐに天目指し しなやかに涼しげに 昇りし白 最後の時でさえ、キミの元で 逝きたいと思っていた… ~ワタシノ真ン中ニ 清ト在ル 天ナル” 白キ光 ”~ あぁ…それなのに キミがこんなにも変わるなんて あんなに清と真っ直ぐに ” 空の青を見てご覧…” そう言っていたのに 今日キミは言う 最初は僕も信じられなかったんだ こんな自分… でも、ワカッタんだよ キミが見ようとしなかっただけだよ 僕だって色づくことが出来る 僕を彩る 心まで、高揚するんだ 何て素敵な感覚なんだろう… 秋って素敵だ… 暑さに負けない涼しき心? 白き夏の間のことだろう? 秋が来たのさ… 光に映す燃える心… 輝いているだろう? 燻る火があったのだろうか? コレが本当の僕なのかも しれないよ ホラ…わかるだろう? 散らす僕の心 風に舞うように 頭の上に落とした 熱き掌 キミは手に取ったはずさ そうこの熱き想いは炎となって 天に届き 冬には冷やされて氷になるよ 其れから… キミの所へ届くはずさ 白き雪 春には暖かな雨になる 夏には涼しげにやはり 白き天を 目指そうか キミと一緒なら… きっと楽しいと思うんだ おいで… くゆるなく逝く くゆるなく白 くゆるなく道 くゆるなく出逢い くゆるなく別れ くゆるなく孤独 くゆるなく自由 くゆるなく日常 くゆるなく流れ くゆるなく消えて くゆるなく無くなる 何一つ後悔なく 何一つ忘ることなく 何一つワタシの手には 残るものなく 何一つワタシ自身も 残らない 全ての覚悟は 全ての望みを 手に入れた日 何一つワタシは 変わらない くゆるなく白 くゆるなく道を行く くゆるなく白き虹 くゆるなくくぐりて そしてその先 今日もくゆるなくゆき 明日もくゆるなく来て 又くゆるなく春が来て 又くゆるなく冬が来る くゆるなく逝く くゆるなく白 くゆるなく道 くゆるなく出逢い くゆるなく別れ くゆるなく孤独 くゆるなく自由 くゆるなく日常 くゆるなく流れ くゆるなく消えて くゆるなく無くなる くゆるなくキミ
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