第1章

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「って訳なんだけど…」 「へえ、すごいね?もちろん美桜ちゃんの話信じるに決まってるよ!」 「さ、沢田くん!」 な、なんていい人なんだ!一歩間違えたら完璧変人扱いされてもいいはずなのに……危うく心を持っていかれそうになった! イケメンってアブナイ… 「で、その内容っていうのがこれなんだけど…」 まさか本当に茶髪イケメンに告白されるとは思わなかった。 と、一言書かれた手紙を二人に見えるようにすると二人は「え、これって…」とアイコンタクトし始めた。 そこでなにが繋がっているのかわからないけど、 そういうのは腐女子のおーちゃんの前でしてあげて欲しいな、喜ぶから! しばらくするとアイコンタクトを外し、今まで言葉を発してなかった豪原くんがおそるおそる言った。 「まさか……告白ってなにってところから分からないのか?」 「豪原くんは私をなんだと思ってるのかな?」 あれか? 告白?それってなあに? あ、わかった!私に秘密にしてた事を話してくれるのかな~ なんてそんなメルヘン脳してるとでも? 思わずジト目で豪原くんを見ると気まずそうに「すまん」と言われた。 メルヘン脳と思われてたのかよ!
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