第1章

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「私だってこれが恋愛的な告白のことわかってるよ。ただ一体それが誰なのかってこと。」 「それこそわかるだろ。お前に告白するやつなんてさわ「豪原く~ん?」…すまん。」 わー豪原くんさっきから謝ってばっかり。 顔はヤクザなのに。 そして沢田くんは沢田くんでイケメンが怒ると怖いね、しかも笑顔だと。 で、と話に戻そうとするとじゃれあい?を止めてくれる。 「茶髪なんてうち校則厳しいし、地毛じゃないと許されないでしょ?親しい人で心当たりないのよ。」 すると今度は豪原くんが爆笑して、沢田くんが絶望したような顔をして、なにか気にくわなかったのか「笑いすぎ!」と豪原くんにプロレス技をきめていた。 沢田くん…君意外と男らしいのね。 みんなの王子様!爽やかイケメンの異名をもつ沢田くんがこんなにもアグレッシブな一面があるなんて知らなかったよ。 壁ドンされたいなんていわれていたり、耳元でささやいてほしい!なんて言われている沢田くんがですよ?他にも あのタレ目に射ぬいてほしい! あの茶髪に絡まりたい! あの二の腕に… ……茶髪? 「そういえば沢田くんも茶髪だよね」 その時、沢田くんと豪原くんが固まった。 え、なにその反応。 茶髪って言っただけなのに…え、……まさかいやいやそんなはず…え、なんで豪原くん生暖かい目で見てくんの? しかもさっきまで騒いでた周りの人までスゴい見てくるし、 なんで…… なんで沢田くんは顔真っ赤なの?! とりあえずお前たち、今はここまでにしとけと告げるようにチャイムが鳴った。 3日後、私には晴れて爽やか茶髪イケメンの彼氏ができた。 END
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