★☆1☆★

4/9
前へ
/11ページ
次へ
『さようなら』 みんな挨拶を終えて一人一人教室を出て行く。 「校舎裏ね!待ってるから!」 二人はコソッと私に耳打ちをして出て行った 行かなきゃ…… 帰ろうとしている小林くんを見つけて声をかける。 「……っ、あの、こ、小林くん……っ、」 「ん?あ、えっと山田さん、だっけ?どうしたの?」 ニコッと誰にでも優しい彼は嫌な顔一つせず微笑む。 「ちょっと……いいかな……?」 「どうしたの?優。帰ろうぜ」 その時ひょこっと杉山くんが顔を出した。 「あー、ごめん理玖、先帰ってて!!」 「りょーかいっ!!じゃあなー!」 不思議そうな顔をして杉山くんは教室を出て行った 気がつくと教室には私たちしかいなくなっていて変に緊張する 「………っ、こ、校舎裏…で、話してもいいかな?」 「……うん、いいよ、大丈夫?顔色悪いけど……?」 「……うん、あ、ありがとう」
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加