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ノブ「面白いよ、これ。琴音っ!注文しよう!」
小声で
琴音「ノブ、絶対おかしいよ、出よっ!」
マスター「何ゴニョゴニョいってんのぉ!何人前頼む?何人前頼む?」
ノブは笑いながら、
「じゃあ、一人前っ!」
ええっ!という顔の後にもうっ!という表情で琴音は更に小声で言う。
「何がいくらかもわからないのになんで?ノリで言ってるでしょアンタっ!もう行くわよっ!」
琴音は立ち上がり、ノブの腕を引っ張りながら外へ出ようとする。
マスター「まぁいどぉありぃぃ!」
巻き舌でドスの効いた低音を唸らし、マスターは店の奥に更に続く敷居の暖簾を肩で持ち上げこちらを見た。
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