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『明日進藤くんに聞いてみるよ。また連絡するね』
会話を無理やり終わらせた。
次の日、楓は進藤に同窓会のことを伝えようとあのコンビニに行った。昼ごろに行ったせいか、店は昼食を買う客で混んでいた。レジには楓の母親ぐらいの年齢の女性と、楓よりも少し年上と思われる女性がいた。
客が少なくなって、若い女性がレジを離れたので、話しかけてみた。
「あの、すいません……」
振り返った女性はばっちり化粧をし、意思の強そうな顔をしていた。
「はい?何でしょう?」
「すいません、今日は進藤くん、いますか?」
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